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漢方な話

インフルエンザに効果的な漢方薬

早くもインフルエンザの流行期に入ったようです。

今年は寒くなるのが早かったので、

インフルエンザの流行も早まっているようです。

今年はインフルエンザワクチンの備蓄量が少ないことは

ニュースなどで報道されていましたが、

まだワクチン接種を済ませていない方は

早めに済ませましょう。

それでもインフルエンザに罹ってしまった場合

できるだけ早く内科を受診するべきですが、

インフルエンザ治療で処方される薬で代表的なのが

タミフルですが、この薬は副作用が強く、異常行動を起こすことが

問題になっています。

海外では、インフルエンザに対しては、

余程の高熱や肺炎などの合併症がない限り

積極的な治療はしません。

なぜなら、1週間もすれば自然と治るからです。

日本でもインフルエンザに罹ったら1週間は休まなければなりませんから

副作用を気にしながら無理にタミフルなどを服用する必要なないかもしれません。

タミフルなどの薬の副作用が気になる方は

漢方薬で抗ウィルス作用のある麻黄湯や銀翹散がおススメ。

医学的にもタミフルなどと遜色ない抗ウィルス作用があることが分かっています。

タミフルなどのような異常行動を起こす副作用はありませんので

安心して服用できます。

流行期に入りましたので、その時のために常備しておきましょう。

物忘れ改善薬

先日、物忘れ改善薬が発売されたというニュースがありました。

興味津々でそのニュースを読みましたが、

どれも同じ生薬が配合されていました。

以前、このブログかHPの記事に書きましたが

3年ほど前に富山医科薬科大学の研究によって

生薬の遠志(おんじ)が含まれている

加味帰脾湯が、脳神経再生の効果があり、

アルツハイマー型の認知症に効果が期待できるという

論文が発表されました。

それ以降、この遠志の研究が進んでいたのでしょう。

各製薬メーカーはら発売されたこれらの薬の効能効果に、

”中年以降の物忘れ改善”

と書かれています。

厚生労働省が、この効能効果を認めたということの表れで

遠志が脳神経再生に効果があると認めたということにもなります。

各メーカーとも派手に宣伝していますが、

中高年以降の方にとっては

切実な悩みでもある物忘れからの

それが悪化することによる認知症にはなりたくないという

危機感があります。

ただ、漢方薬というのは、複数の生薬が合わさって

初めて全体としての効果を発揮しますので

生薬単独で服用するよりも、より効果的で

生薬単体の副作用を緩和する働きもあり、

また、その他の症状も改善しつつ

本来ある身体のベストな状態に

戻していくことができます。

どうしても西洋薬を中心に製造している製薬メーカーは

一つの効能効果に捉われるあまりに

本来生薬が持っている特性を生かしきれないような気がします。

もし、中年以降の方で物忘れ改善薬を試してみたいという場合は

加味帰脾湯をお勧めします。

加味帰脾湯は、精神的な不安感も和らげ、貧血や不眠症

その他慢性疲労などの虚弱体質も改善していきます。

生薬がこれほどクローズアップされる機会はあまりまいので

これを機に漢方薬に興味を持ってもらえると

漢方好きの私にとっては、この以上嬉しいことはないですね。

月経不順と漢方薬

月経不順は、医学的な表現ではありませんが、

一般的には月経期間の長さや周期の長さが一定しない状態をいいます。

日本産婦人科学会によると正常な周期の長さは25~38日。

月経期間は3~7日間が正常と言われています。

周期が24日以下の場合、頻発月経といい

39日以上になると稀発月経といいます。

月経周期が2日以下の場合、過短月経といい

8日以上になると過長月経といいます。

月経周期や期間には個人差がありますが、

月経不順の原因の多くがホルモン分泌のアンバランスが原因で起こります。

月経不順の改善に効果のある代表的な漢方薬は

当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、桃核承気湯などがあります。

寒がりで体力のないタイプで、貧血やむくみがある場合は

当帰芍薬散がお勧め。

寒がりで体力のないタイプで、月経痛が強くのぼせ症状がある場合

桂枝茯苓丸がお勧め。

体力がなく不眠やイライラなどの精神的に不安定なタイプは

加味逍遥散がお勧め。

体力が充実していて頑固な便秘があるタイプで、月経痛が強い場合は

桃核承気湯がお勧め。

ホルモンバランスが崩れてしまう原因は、生活習慣の乱れや

ストレス、過労、偏食や暴飲暴食など様々ですが、

生活習慣などを改善しつつ副作用の少なく体に優しく作用する

漢方薬を服用してホルモンバランスを正常に戻していくと

月経不順が改善していきます。

女性の健康は、月経に左右されます。月経不順であるということは

何らかの健康上のトラブルを抱えているので

心当たりに人は、早めに体のケアを心がけましょう。

つわりに効く漢方

”ご飯のにおいを嗅ぐと気持ち悪くなります・・・”

と、つわりの症状が出てきた患者さんは、辛そうに話します。

つわりがなぜ起きるかはっきりと分かってはいませんが、

妊娠によるホルモンの急激な変化に体が付いていけないために起こるとか

精神的にストレスの多い人に起こるなど言われています。

主な症状は、悪心、嘔吐ですので、いわゆる自律神経症状で、

妊娠という特別な状態になっているために、

一時的に自律神経が乱れてしまうことで引き起こされるのでしょう。

赤ちゃんという、母体にっては異物になりますので、

それを排除しようという働きが体で起こっているのだとも言われています。

いずれにしても、赤ちゃんが順調に育っているという証でもあるので

安定期になるまで、じっと耐えるしかありません。

とはいえ、あまりにも辛いつわりの場合は、日常生活に支障をきたしてしまいます。

つわりで良く使われる漢方に小半夏加茯苓湯があります。

半夏と茯苓、生姜の3つの生薬から構成されているとてもシンプルな漢方薬です。

東洋医学では、妊娠によって体内に余分な水分が蓄えられることによって

痰飲が発生し、それが胃を侵すことによって胃気上逆という症状を引き起こします。

半夏と茯苓によって湿を取り除き、生姜で脾胃の調子を整えつつ嘔吐を抑えていきます。

妊娠中は、薬を服用することを躊躇する方もいるかと思いますが

漢方薬には妊娠中に服用しても問題がないものが多いので

症状に合わせて服用してみてください。

麻黄湯

インフルエンザの流行期に入り、国立感染症研究所

インフルエンザ流行レベルマップによると、

八王子市では警報レベルまで流行が進んでいるようです。

私の娘が通っている中学校でも学級閉鎖が出ているようですので

流行がすぐ近くまで及んでいることが分かります。

インフルエンザの治療薬として、タミフルやリレンザがあります。

発症から48時間以内に服用すると、インフルエンザウィルスの増殖を抑え

早く回復する効果があります。

ただ、小児が服用すると異常行動などの副作用が出るという報告がなされて以降

小児にはリレンザが処方されるようになっています。

タミフルの添付文章には

”精神・神経症状(妄想、せんもう、けいれん、嗜眠)が現れることがある」”

と書かれています。脳に著し副作用が出ることが分かります。

タミフルやリレンザと同じような効果のある漢方薬で

麻黄湯があります。

2008年から2009年に順天堂大学で行われた研究では

麻黄湯投与群と抗イウィルス薬投与群で解熱に要する日数に

優位差はなかったという結果が報告されています。

つまり、麻黄湯とタミフルなどの抗ウィルス薬との効果には差がない

というわけなのです。

麻黄湯には、麻黄・桂枝・杏仁・甘草の4種類の生薬から構成されています。

非常にシンブルな処方です。

桂枝には、以前もお話ししたように非常に高いウィルスや細菌に対する

抑制効果挙がります。

麻黄にも、サイトカインの抑制効果があると知られています。

杏仁と甘草には、免疫賦活作用があると知られています。

それぞれの生薬が協調して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制し、

効果を発揮していきます。

薬の副作用が気になるお子さんには是非お勧めの漢方薬です。

インフルエンザが流行するこの季節には麻黄湯を常備しておきましょう


帰脾湯

”物忘れがひどくなって・・・”

と、年齢的に認知症にならないかと不安に感じているという患者さん。

癌になるよりも、認知症になる方が嫌だという人が多いようですが

確かに、認知症は本人の認識能力が低下するので

自分の意志と反する様々な奇行によって

周囲に多大な負担をかけることがクローズアップされています。

最近の医学では、認知症を完治させる治療はありません。

進行を止めることがせいぜいです。

東洋医学ではどうでしょうか。

一昨年の秋に、富山医科薬科大学の東田千尋先生が

発表した論文で、帰脾湯が認知症改善作用があることが分かったようです。

帰脾湯は、気血を補う作用のある漢方処方で

黄耆・人参・白朮・茯苓・遠志など12種類の生薬が組み合わされてます。

作用としては、萎縮していく神経細胞を回復させ

神経細胞の再生を促すようです。

この論文が発表されて以降、様々な研究機関が

この帰脾湯の効果を研究し始めています。

脳の神経細胞は、20歳をピークに減少していくといわれています。

物忘れは、ある意味老化現象なので、致し方ない部分がありますが

減っていく神経細胞を少しでも回復させ、

いつでも若々し脳でいたというのは人情です。

基本的に、思考能力を高めたり、細かい作業をして手先を常に使うなど

常に脳を刺激していくことが神経細胞の萎縮を防ぐには大切ですが

帰脾湯などの漢方薬でそれが防ぐことができるのであれば

使わない手はないですよね。

特に、虚弱体質で、血色の良くない人は、この帰脾湯は合っていますので

是非とも服用してみてください。

 

清暑益気湯

大暑が過ぎて、一年で一番暑い時期ですが、

そろそろ夏バテになるころかと思います。

夏バテで最も多い症状が、疲労感です。

何となく体がだるく、疲れが取れない、

場合によっては、暑さによって寝不足になることも・・・

それによってさらにだるさや疲労感が増すという

悪循環に陥ってしまいます。

それから、冷たいものの飲み過ぎやエアコンの効いている部屋と

野外との温度差による自律神経の乱れによって

消化機能が低下し、食欲不振に陥ってしまいます。

体に必要なエネルギーやビタミン不足を引き起こし、

それによってさらにだるさや疲労感が増し、

無気力になってしまいます。

そんな夏バテを解消してくれる漢方が

清暑益気湯です。

夏バテを解消するためだけに作られた漢方薬ですので、

効かないわけがありません。

生薬の構成は、

気血を補い、消化機能を改善する黄耆、人参、陳皮、当帰、甘草

肺腎を補う五味子、麦門冬

脾を補い湿を燥す白朮

虚熱を清する黄柏

からなります。

余分な湿を取り除きつつ、消化機能を改善し、体にたまった

余計な熱を解消してくれます。

夏になると下痢になりやすいタイプの人は最も合う漢方です。

夏バテで食欲がなくなったら、是非試してみてください。

当帰芍薬散

当帰芍薬散といえば、女性の健康に欠かせない漢方薬ですが、

色白でやせ型、なで肩で、冷え性の虚証タイプに用いると

漢方の本には書かれています。

このようなタイプの女性を”当帰美人”と表現していますが、

婦人科で処方される代表的な漢方の一つです。

証でいうと、血虚、水毒(痰飲)証に該当します。

効能は、筋肉が軟弱で疲労しやすく、腰脚の冷えやすい体質で

貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩こり等)

月経不順、月経困難症、不妊症、妊娠中の諸症状

動悸、慢性腎炎、心臓弁膜症など。

当帰芍薬散には、名前の由来になっている当帰と芍薬がメインで

血を補い、血液循環を良くしていきます。

その他、利水効果のある白朮、沢瀉、茯苓で、浮腫みの改善し、

川芎で、気血の流れを良くしていきます。

貧血気味で、浮腫みがある人には最適でしょう。

妊娠中の諸症状を改善する安胎薬として、

とても有名な漢方でもあります。

当帰美人

当帰芍薬散は、婦人科系の疾患の代表的な漢方ですが、

適応されるタイプは、華奢で、色白、冷え性の虚証タイプ。

とある漢方医が、

顔は面長で、立ち姿がすっきりした柳腰、

声は優しく耳当たりが良く、しぐさがおっとりしていて、

ちょっと手を差しのべてあげたくなるような日本美人

と表現したようです。

当帰芍薬散が合うタイプなので、

このような日本美人を”当帰美人”と形容したようです。

安胎薬としても有名で、

女性の一生に欠かせない漢方の一つです。

即効性

一般的に漢方は、長期間服用しないと

効かないというイメージがありますが、

そうではない漢方もたくさんあります。

卵胞の育ちが悪いからと

当帰芍薬散を処方された患者さんは

服用して、しばらくしたら一気に卵胞が

大きく成長したとか。

”漢方って、即効性があるんですね!”

と、びっくり。

鍼もそうですが、体にぴたっと合うと

体が敏感に反応して

一気に体が変化するのですね。