亜鉛と妊活
妊活をしている方でサプリメントを活用している方は多くいるかと思いますが、その代表的な要素は葉酸です。葉酸7はDNAの合成に必要な要素なので、卵子の質の影響を与えます。最近では、男性の葉酸不足が、胎児に与える影響が深刻なケースもあるというデータが発表されたので、男性も葉酸を服用するようになってきています。精子は受精卵の半分のDNAに関わっているので、精子の質も高めることはとても重要なことです。
最近では、さらに必要な要素として亜鉛が注目されています。
亜鉛は、細胞分裂に必要な要素ですので、亜鉛が不足することは卵胞の成長に大きな影響を与えてしまい、無月経などの症状を引き起こすことがあります。男性の場合も、精子を形成する上必要な要素なので、亜鉛不足は男性不妊になる可能性が大きくなります。
それから、亜鉛は糖代謝に深くかかわっていて、亜鉛が不足すると党の代謝が悪くなり、例えば糖尿病になるとか、あるいは肥満になることが多いようです。
糖代謝が悪くなると卵胞の成長を阻害してしまいます。多嚢胞性卵巣症候群の方には糖代謝に異常があったりインスリンの抵抗性のある方が多く、また多嚢胞性卵巣症候群を改善するために、血糖値を下げる薬が処方されるケースがあるのたそのためなのです。
つまり、糖代謝を改善することは、卵胞の成長を良くすることにつながりますので、葉酸に加えて亜鉛も積極的に摂取することをお勧めします。もちろん、男性も精子の成長を促進する意味で必要な要素なので、妊活中のご夫婦は葉酸と亜鉛は必須です。
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