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妊娠率を上げるには

妊娠は、受精から5~7日後に子宮に着床することから始まります。

生理予定日頃になると、hcgホルモンが分泌されるようになり

妊娠検査薬でこのhcgを測定し、妊娠の有無を判定します。

体外受精の場合は、移植する胚の分割状態によって異なりますが

移植した日から概ね1~2週間後に判定します。

胚盤胞移植の場合は、翌日から翌々日には着床し

3日目胚の8分割胚であれば、3~4日後には着床します。

着床に関しては、最近様々なことが分かってきています。

一つは、子宮内膜が受精卵を選択しているということ。

遺伝的に異常のある胚は拒否します。

見た目のグレードはとても良いのに、着床しない場合がありますが

もしかしたら遺伝的な異常が隠れている可能性があります。

もう一つは、着床時期になると子宮内の免疫環境が劇的に変わること。

母体にって異物である受精卵は、母体の免疫機能によって

排除される対象になります。

でも、排除されずに着床して、胎児として成長していきます。

これは、排除機能が働かないように制御する免疫機能が存在しているからで

この免疫機能がしっかり機能していれば、着床はスムーズに行えます。

子宮はとても複雑な免疫機能が備わっていて、体外と腹腔がつながっている

唯一の臓器なので、その免疫機能はとても強力です。

男性の精子もこの免疫機能によって排除されてしまいますが

排卵することに分泌される経管粘液によって守られるので

この時期だけ排除されずに卵管の先まで移動すことができるわけです。

また、子宮が精液に触れることによって、精液の遺伝情報を獲得し

この遺伝情報を持つ受精卵は排除しないように制御する免疫機能が働きます。

なので、受精卵は着床頃に働くこの制御免疫によって守られ

着床がスムーズに行われるのです。

となると、体外受精の移植は、とても不自然であることが分かります。

何故かというと、子宮が精液に触れず、いきなり受精卵が子宮に飛び込んできます。

なので、子宮の制御免疫が働かない可能性があります。

特に最近多いセックスレス夫婦の場合は、夫の精液の遺伝情報が全くない状態で

受精卵だけが子宮に入ってきますので、当然攻撃対象にされ排除されてしまいます。

適度に夫婦生活を営んでいる場合は、夫の遺伝情報を獲得しているので

体外受精で受精卵を移植されても攻撃されずにしっかりと制御免疫が働くので

スムーズに着床するケースが多いのです。

体外受精をされている方で、なかなか着床してくれないという方は

移植周期の移植前(丁度排卵する頃がベスト)に夫婦生活を持ち

子宮に改めて夫の遺伝情報を獲得して、制御免疫がしっかり働くような状態にすると

妊娠率が上がるかもしれません。

実際に、体外受精をしているクリニックでも、移植前に夫婦生活を持つようにと

指導しているところもあるようです。

せっかく質の良い受精卵があっても、子宮の受け入れ態勢が整っていなければ

妊娠することはできません。適度に夫婦生活を持ち、子宮の免疫環境を

整えることが妊娠率を上げていきますので、移植を控えている人は

積極的にトライしてみてください。

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