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2017年8月

妊娠率を上げるには

妊娠は、受精から5~7日後に子宮に着床することから始まります。

生理予定日頃になると、hcgホルモンが分泌されるようになり

妊娠検査薬でこのhcgを測定し、妊娠の有無を判定します。

体外受精の場合は、移植する胚の分割状態によって異なりますが

移植した日から概ね1~2週間後に判定します。

胚盤胞移植の場合は、翌日から翌々日には着床し

3日目胚の8分割胚であれば、3~4日後には着床します。

着床に関しては、最近様々なことが分かってきています。

一つは、子宮内膜が受精卵を選択しているということ。

遺伝的に異常のある胚は拒否します。

見た目のグレードはとても良いのに、着床しない場合がありますが

もしかしたら遺伝的な異常が隠れている可能性があります。

もう一つは、着床時期になると子宮内の免疫環境が劇的に変わること。

母体にって異物である受精卵は、母体の免疫機能によって

排除される対象になります。

でも、排除されずに着床して、胎児として成長していきます。

これは、排除機能が働かないように制御する免疫機能が存在しているからで

この免疫機能がしっかり機能していれば、着床はスムーズに行えます。

子宮はとても複雑な免疫機能が備わっていて、体外と腹腔がつながっている

唯一の臓器なので、その免疫機能はとても強力です。

男性の精子もこの免疫機能によって排除されてしまいますが

排卵することに分泌される経管粘液によって守られるので

この時期だけ排除されずに卵管の先まで移動すことができるわけです。

また、子宮が精液に触れることによって、精液の遺伝情報を獲得し

この遺伝情報を持つ受精卵は排除しないように制御する免疫機能が働きます。

なので、受精卵は着床頃に働くこの制御免疫によって守られ

着床がスムーズに行われるのです。

となると、体外受精の移植は、とても不自然であることが分かります。

何故かというと、子宮が精液に触れず、いきなり受精卵が子宮に飛び込んできます。

なので、子宮の制御免疫が働かない可能性があります。

特に最近多いセックスレス夫婦の場合は、夫の精液の遺伝情報が全くない状態で

受精卵だけが子宮に入ってきますので、当然攻撃対象にされ排除されてしまいます。

適度に夫婦生活を営んでいる場合は、夫の遺伝情報を獲得しているので

体外受精で受精卵を移植されても攻撃されずにしっかりと制御免疫が働くので

スムーズに着床するケースが多いのです。

体外受精をされている方で、なかなか着床してくれないという方は

移植周期の移植前(丁度排卵する頃がベスト)に夫婦生活を持ち

子宮に改めて夫の遺伝情報を獲得して、制御免疫がしっかり働くような状態にすると

妊娠率が上がるかもしれません。

実際に、体外受精をしているクリニックでも、移植前に夫婦生活を持つようにと

指導しているところもあるようです。

せっかく質の良い受精卵があっても、子宮の受け入れ態勢が整っていなければ

妊娠することはできません。適度に夫婦生活を持ち、子宮の免疫環境を

整えることが妊娠率を上げていきますので、移植を控えている人は

積極的にトライしてみてください。

妊娠高血圧腎症

妊娠高血圧症候群は、何らかの原因で引き起こされる

妊娠に対する母体の適応不全と定義されています。

基本的には、妊娠をすると妊娠していないときよりも

軽度に低下するようです。

症状としては、高血圧とそれに伴う頭痛、浮腫、蛋白尿

DIC(播種性血管内凝固)、肺水腫、肝機能障害、腎機能障害など

全身にわたります。

全妊娠の7~10%に起こる症状で、最悪の場合母体の死亡

胎児の死亡の原因にもなりますので、安易に考えることはできません。

妊娠高血圧症候群の中で、腎機能に障害が現われる

妊娠高血圧腎症について、11~14週から36週までの間

アスピリンを150㎜g服用することで、早産のリスクが低下するという

研究結果が発表されました。

不育症で使用されている低用量アスピリンは、

この研究で使用されている量の半分ほどですが、

アスピリンは不育症だけでなく、妊娠高血圧腎症にも

一定の効果があるようですので

リスクの高い妊娠の場合は、服用が勧められるでしょう。

最近、当院に来院されていた患者さんで

この妊娠高血圧腎症で、流産された方がいました。

決して珍しい症状でないので、妊娠されている方

これから妊娠を予定している方は、

高血圧や浮腫などの体調の異変には敏感になり

少しでも早く対処することをお勧めします。

記録更新!?

”無事妊娠しました!”

と、患者さんからの妊娠報告メール。

46歳で鍼灸治療を始めて

47歳で妊娠、48歳で無事出産をしました。

それまで当院に通院されていた方で、

44歳で妊娠、45歳で出産された方が最高齢だったので、

記録更新です。

ただ、この患者さんは、採卵の前に数回鍼灸治療をして

その後はお休みするということを繰り返していたので

どれだけ鍼灸治療が功を奏していたかは不明です。

継続して鍼灸治療受けていなくても、少なくとも何らかのケアを

していたと思いますので、継続して体作りをすることの

重要性を改めて実感しました。

妊活をしている方は、様々な方法で体のケアをしていますが

鍼灸治療を取り入れている方も増えてきています。

自宅でお灸をされている方も加えると

かなりの人が鍼灸治療で体をケアしているでしょう。

明治維新までは、日本の医療の中核であった鍼灸治療は

今でも日本人の健康法として親しまれています。

鍼灸治療で、本来持っている自然治癒力を呼び覚まし、

妊孕力を付けていくことは、特に卵巣機能が低下していく

40歳を超えた女性には必須のことでしょう。

なかなか結果が出ないと悩んでいる女性は

是非、妊活に鍼灸治療を取り入れてください。

災害に強い街

台風5号による水害が各地で起こっていますが

台風や地震などによる風水害や土砂災害、それに起因する

火災や建物の倒壊、東日本大震災でも起きた原発などの二次的な災害など

日本ではどこに住んでも災害から逃れることはできません。

とはいえ、できる限り災害からは逃れたいのは人情ですので

災害に強い街に住みたいというのは自然な流れでしょう。

それそれの地域で、昔から危ない地域や安全な地域というのは

言い伝えられています。

甚大な津波被害のあった東北地方でも

石碑なのでここより低いところに住むななど

言い伝えられていたようです。

東京で地震に強い場所として有名なのが実は八王子市なのです。

地盤が固いので、揺れに強いのです。

多摩市、八王子市、、稲城市などのいわゆる多摩丘陵地帯は

地盤が固いので地震の揺れが小さいの多特徴。

八王子市に至っては、震度5強以上の揺れは起きた記録がないのです。

天皇陵がある一つの理由として、地盤が固いというのがあるのは有名な話。

それだけ地震に強い街といえるのです。

ただ、台風や大雨などによる水害となると、話は別です。

浅川などの河川の氾濫は避けられないですし、

地名にも”沼”や”川””泉”などの水を連想する地名がありますので

地震による液状化現象も起きる可能性はあります。

また、丘陵地で、高尾山などの山岳地帯もあるので、土砂災害にも

注意が必要です。地盤が固いとはいえ、宅地造成されている場所は

地形が変わっているので、脆弱になっている可能性があるので

安心はできません。

東南海地震や東京の直下型地震はいつ起こってもおかしくはない状況です。

地盤が固いから安心と気を緩めず、日ごろからの備えは万全に

整えておきたいものです。

災害が起きる度に肝に銘じましょう。

健康維持ために鍼灸治療を受ける!

鍼灸院を受診する動機は様々ですが、

一番多いのはもちろん病気や症状の改善でしょう。

少し古いデータですが、2002年に全日本鍼灸学会誌発表された

論文によると、鍼灸治療の期待していることのアンケートで

下記のような結果になりました。(全日本鍼灸学会誌 Vol.52No.5 p.587)

Photo_4

上記の表のように、病気予防や健康増進、リラクゼーション目的で

鍼灸治療をする方が多いことが分かります。

鍼灸治療の最も得意とするところは、”未病を治す”ということ。

つまり、病気予防です。

未病とは、そのまま放っておくとやがて重大な病気を引き起こす様々な症状で

たとえば、肩こりや腰痛も含まれますし、

疲れやすいとか疲れが取れない、

肌の状態が良くないなど

病院に行くほどではないけれども、ちょっと気になる症状を言います。

そういう症状がある場合は、積極的に鍼灸治療をしていきましょう。

特に辛い症状がなくても、鍼灸治療を受けることはOKです。

病院の様に”こんな軽い症状でいちいち来ないで!!”

などとは決して言いません。

ドクターたちが良く使う”それは気のせいでしょう・・・”というのは

まさにその通りで、気のちょっとした乱れで起きている症状ですので

気の調整をするだけで、症状は改善していきます。

その気の乱れを放っておくと、いずれ重大は病気を引き起こすことになります。

先日、健康維持のために鍼灸治療を受けたいのですが・・・

という患者さんがいらっしゃいました。

いろいろとお話を聞くと、いわゆる慢性疾患に罹っていて

定期的に病院に通院されているようでしたが、

その症状を悪化させたくないという目的で

以前から鍼灸院に通っていたようです。

鍼灸治療の効果は次第に解明されつつあり、

自律神経を安定させて、血液循環を改善し、免疫力を向上させることが

分かってきています。

慢性的な症状を抱えている人もちょっとした不定愁訴を抱えている人も

日々の健康維持のために月1でも2回でも良いので、鍼灸治療を受けてみましょう。

イソフラボン

イソフラボンといえば、知る人ぞ知る植物性エストロゲンとして有名です。

妊活中の人や更年期の人がエストロゲンを補充する意味で

イソフラボンのサプリメントや食材を積極的に摂取することが

推奨されています。

エストロゲンの作用として、女性を女性らしくする作用や

骨吸収を促進するために骨を維持する作用

それから、コレステロールを低下させる作用などがあります。

エストロゲンが低下すると、月経不順や更年期症状

骨粗しょう症や骨折しやすくなり

コレステロールが増加することにより動脈硬化や心筋こうそくなどの

リスクが高まります。

婦人科を受診すれば、ホルモン剤が処方されますが

サプリメントや植物性イソフラボンを多く含む食材を摂取することで

補充することができます。

代表的な食材は、大豆です。

サプリメントも大豆由来のイソフラボンが多いようですが

日本食には多くの大豆を使った加工食品や調味料があります。

なので、伝統的な日本食を日ごろから摂取していれば

食事から十分な植物性イソフラボンを摂取できているので、

エストロゲンが低下することによる様々な症状は少ないはずなのです.。

しかし、戦後の欧米食化によって、日本食離れが言われて以降

植物性イソフラボンを摂取する機会が減ってきていますので、

サプリメントなどで補充する必要があります。

ただし、過剰なイソフラボン摂取は逆効果なので気を付けましょう。

過剰に摂取することで、閉経後の女性の場合、

子宮体癌のの前癌病変である子宮内膜増殖症が増加、

閉経前の女性の場合、

月経周期が延長する月経不順になることがあります。

男性の場合も女性化乳房などの症状がでることがあります。

またエストロゲン依存性の疾患である子宮筋腫や子宮内膜症

子宮体癌、卵巣癌、乳癌などのリスクが増加していきます。

エストロゲンが正常値であったり、更年期症状がない人は

食品からの摂取ただけで十分であるケースが多く、

身体の良いから、妊活に良いからといって

それに加えてイソフラボンのサプリメントを服用することは

控えた方が良いでしょう。

危機は生殖機能を低下させる

人の体は危機的な状況になると

子宮や卵巣の機能を低下させます。

危機的な状況は、本当に生命の危険な状態だけでなく

強いストレスや過度なダイエット

過酷な運動などでも、身体にとっては危険な状態であると認識されると

身体は生命を維持するように機能を集約させます。

生殖機能は生命維持には深くかかわってはいないので

真っ先にその機能を停止されます。

女性の場合、過度なダイエットをすると生理が止まってしまったという

経験をされた方もいるかと思います。

ハードな練習をしているアスリートたちも

生理が止まってしまう人がいます。

男性の場合も、精子に異常が出たり、EDになるなど

生殖機能が低下してしまいます。

通常は、その危機的な状態が解消すれば

ホルモンバランスが改善し、生殖機能は回復するのですが

その危機的な状況が長引いたり、体質的にもともと生殖機能が弱かったり

何らかの機能的な問題があると

その状況が解消しても、生殖機能の回復が遅れる場合や

最悪の場合そのまま戻らない場合もあります。

特に、女性の場合、何か特別な状況があり

その後生理が遅れるようなことがあれば

身体が危機回避反応を起こしていると考え

妊孕性にかなりのダメージが起こっている可能性があると

認識した方が良いでしょう。

妊活中の方は、その原因を取り除き

月経が速やかに始まり、規則正しい周期になるよう

心身ともにケアをして行く必要があります。

場合によっては、ホルモン剤を服用し

リセットを掛けることも必要でしょう。

備えあれば患いなしです。

出来る限り、そのような身体が危機的な状況に陥らないために

日ごろから心身を整えつつ、危機回避の心構えを準備しておきましょう。

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