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2016年8月

つわりに効く漢方

”ご飯のにおいを嗅ぐと気持ち悪くなります・・・”

と、つわりの症状が出てきた患者さんは、辛そうに話します。

つわりがなぜ起きるかはっきりと分かってはいませんが、

妊娠によるホルモンの急激な変化に体が付いていけないために起こるとか

精神的にストレスの多い人に起こるなど言われています。

主な症状は、悪心、嘔吐ですので、いわゆる自律神経症状で、

妊娠という特別な状態になっているために、

一時的に自律神経が乱れてしまうことで引き起こされるのでしょう。

赤ちゃんという、母体にっては異物になりますので、

それを排除しようという働きが体で起こっているのだとも言われています。

いずれにしても、赤ちゃんが順調に育っているという証でもあるので

安定期になるまで、じっと耐えるしかありません。

とはいえ、あまりにも辛いつわりの場合は、日常生活に支障をきたしてしまいます。

つわりで良く使われる漢方に小半夏加茯苓湯があります。

半夏と茯苓、生姜の3つの生薬から構成されているとてもシンプルな漢方薬です。

東洋医学では、妊娠によって体内に余分な水分が蓄えられることによって

痰飲が発生し、それが胃を侵すことによって胃気上逆という症状を引き起こします。

半夏と茯苓によって湿を取り除き、生姜で脾胃の調子を整えつつ嘔吐を抑えていきます。

妊娠中は、薬を服用することを躊躇する方もいるかと思いますが

漢方薬には妊娠中に服用しても問題がないものが多いので

症状に合わせて服用してみてください。

またダメでした・・・

”着床はしましたが、またダメでした・・・”

と残念そうに話す患者さん。

卵の質も良く、内膜の厚さも問題はありません。

タイミング療法から人工授精にステップアップして

妊娠反応が出ましたが、心拍が確認できましたが

成長せず流産してしまいました。

その後、人工授精を何度かトライしても妊娠せず、

体外受精へとステップアップ。

卵の質や良く、胚盤胞までスムーズに分割が進み

移植をしました。

久々に妊娠反応が出ましたが、hcgの値が低く

しばらくして生理が始まってしまいました。

不育症かも・・・・とドクターに相談しましたが、その可能性は低いとのこと。

どうしてもそのことが気になります。

不育症や着床障害の治療で有名な杉ウィメンズクリニック で検査することを勧めました。

可能性としてないとは言えないので、

もし検査で何か原因が分かれば、それに対して手当てができます。

いたずらに妊娠と流産を繰り返すのは、

時間的にも身体的にも負担が大きいので、

原因として考えられるものは、一つ一つ解決していくことが近道です。

不妊治療専門のドクターは、不育症に対して懐疑的な考えを持つ人が多いようです。

卵の質さえ良ければ、妊娠は成立し、出産まで問題なく経過すると

考えているようです。

当院にいらしている患者さんで、流産を繰り返す人で

やはり同じようにドクターから不育症の可能性は低いと言われ

杉ウィメンズクリニックで検査したところ、凝固系の異常が見つかり

アスピリンを服用して、無事妊娠・出産している方もいます。

もし、その可能性があるのであれば、検査をしてみる価値はあると思いますので、

気になる方は、是非検査を受けてみましょう。

時間との闘い

突発性難聴は、ある日突然に原因不明な内耳性の感音性難聴を言いますが

発症は突然で、難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的なので

徐々に聴力を失う難聴とは全く発生機序がことなります。

今のところ原因ははっきりと分かっていませんが、

ステロイド剤が効果があるところからウィルス説が有力になっていますが

ストレスが多い人が罹患する確率も高いことから

内耳周辺の血液循環障害も一つの原因と考えられています。

治療方法は、ステロイド剤投与が第一選択になっていますが

血液循環を改善する薬も併用する場合があるようです。

突発性難聴は、早期治療が回復のためには必要で

1ヶ月経っても聴力が改善しない場合は、予後が悪いと言われています。

なので、突発性難聴の治療は時間との闘いなのです。

ステロイド剤の服用で聴力が改善しない場合

内耳周辺の血液循環の悪化が原因である可能性があるので

そういう場合は、鍼灸治療が功を奏する場合があります。

ただ、、やはり時間との闘いなので、できるだけ早く治療を始める方が

効果を早く実感することができるでしょう。

統計によると、罹患率は10万人当たり30人程度のようで、

決して身近な疾患ではありませんが、

年々増え続けている疾患でもありますので

特にストレスフルな毎日を過ごしている方は

耳の聴こえ方に注意しましょう。

本末転倒

”薬が増えるばかりです・・・”

と、病院に行くたびに薬が増えていくことに不安を抱えている患者さんが

そう嘆きます。

多剤大量処方が、社会的にも問題になりつつありますが

一つ症状が増えるたびに、対処療法的に薬が処方され

その薬の副作用を抑えるための薬が追加され、

念のためにとまた他の薬が処方され

それがそれぞれの科で行われれば

薬の量は、ますます増えていきます。

ある統計によると、75歳以上の後期高齢者で

10~14種類の薬を処方されている人が20.2%、

15種類以上の薬を処方されている人が7.1%いるようです。

薬の相互作用によって、症状が悪化してしまう人もいるようですので

何のための治療であるか、まさに本末転倒です。

西洋医学が、体の部位ごとに細分化されているから起きる現象で

部位ごとの症状に対して、それぞれ薬が処方されていることが

最大の問題になります。

来年から総合診療科が新たに開設されるようですが、

結局、人間身体を一括りで診ていくことをしなければ

多剤大量処方の問題は解決しないでしょう。

東洋医学の様に、一つ一つの症状に捉われることなく

その症状を起こしている根本的な原因を見つけ

それに対して治療を施し、本来持っている自然治癒力を

最大限引き出すことによって、一つ一つの症状を改善していくことをすれば

滞在大量処方などということは決して起きないでしょう。

鍼灸というシンプルな道具だけで、治療をしていく鍼灸治療は

薬を限りなく減らせる唯一の方法だと思います。、

腰痛

国民病ともいえる腰痛ですが、

二足歩行になってからの人間の宿命ともいえます。

上半身の重みが全て腰にかかるわけですから

直立ということは、著しく腰に負担をかけます。

直立の状態での腰のかかる負荷を100%とした場合

あおむけの状態は25%で最も負荷がかかっていない状態です。

お辞儀をした状態(30°前傾姿勢)は、なんと150%の負荷がかかっています。

椅子に腰を掛けた状態でも140%の負荷がかかっていますので、

長時間のデスクワークがいかに腰に悪いかが分かります。

腰に負担がかかると、まず筋肉が緊張して、

その緊張が長引くことで筋肉疲労を起こします。

その緊張や疲労が解消されない場合、痛みを感じるようになります。

それが腰痛の始まりです。

負担がかかった状態を放置しておくと、筋肉だけでなく

腰椎にも変形が生じてきます。

一番多い症状は、腰椎ヘルニアです。

腰椎と腰椎の間にあり、くしょんの役割を果たしていますが

それが強い負担によりつぶれてしまい、最悪内部の髄核が飛び出てしまい

脊髄神経を圧迫するようになります。

この状態になると、腰痛と臀部から下肢にかけての痺れ感が出てきます。

50歳以上になるとその蓄積した負担により、

腰椎が変形してきます。いわゆる変形性腰椎症といわれる症状ですが

変形した腰椎によって周囲の筋肉が刺激され痛みが出てきます。

動き出しに痛み、しばらくすると楽になるという特徴があります。

ほとんどの人が経験する痛みでしょう。

その変形が進むと、脊髄神経が通っている脊柱管に骨が肥厚してるようになります。

しばらく歩いていると腰痛と下肢の痺れが強くなってくる症状で

前傾姿勢で休むと楽になるという特徴があります。

これが脊柱管狭窄症といわれる症状です。

これらの症状は、ちょっとした姿勢や習慣によって蓄積した腰への負担が

始まりです。

その蓄積した負担を、日常的にストレッチなどで解消していれば

大事に至ることはありません、

ただ、腰のケアをしていても、ある日突然ぎっくり腰になってしまうこともあります。

いわゆる急性腰痛症で、筋肉が一気に障害されて固くなってしまう症状です。

こうなってしまっては、整形外科や接骨院、鍼灸院などで

治療をしなければなりません。

整形外科や接骨院では、電気治療や牽引などの治療で

どうしても筋肉に対して間接的な刺激になりますが

鍼灸治療の場合は、筋肉に直接的に鍼を刺し刺激をしますので

より筋肉の緊張を取ることができます。

腰痛は、日常生活のQOLを著しく低下させてしまう症状ですので

辛くなる前に鍼灸治療でケアをしていきましょう。

肝腎

非常に大切なことを”肝腎要(一般的には肝心要と書くようです)”といいますが、

東洋医学では、この肝と腎はとても重要な臓腑としています。

腎は、先天の精を貯蔵している臓腑で、

先天の精とは、親から受け継いだ生殖の精で

いわゆる体質を意味します。

子供にとっては、発育のための大切なエネルギーになります。

肝は疏泄を司り、蔵血を司ります。

疏泄には、気の流れをスムーズにしたり、体の隅々まで運び

各臓器の活動を促す働きがあります。

蔵血は、単位血液を蓄えるだけでなく、体に必要な酵素を産生したり

不必要なものを解毒したり、また余分な脂肪を蓄えたりと

様々な機能があります。

女性の生理は、この肝気によって調整されています。

人の生命に維持には欠かせない大切な臓器であることが分かります。

それだけに、肝腎要という言葉が生まれてくるわけですね。

20代で肝臓病を患い、30代で腎臓病を患った患者さんは

60代でがんを発症してしまいました。

幸い早期に発見したので、手術で取り除くことができましたが

その後、腎機能が著しく低下してしまい、透析寸前まで悪化してしまいました。

数年前に知人から勧められて鍼灸治療を始めました。

どうにか腎機能はそれ以上悪化せず、透析せずに済んでいます。

今まで通院していた鍼灸院が閉院してしまい、

鍼灸師会経由で紹介された当院に来院。

引き続き、鍼灸治療を継続しています。

当院には、腎臓の病で透析寸前まで悪化した人が数名いらしています。

みなさん、透析せずに腎機能は安定してきています。

東洋医学は、肝と腎を最も大切にしている医学なので

それだけに、肝と腎を改善するための方法をたくさん備えています。

完全に治ることは難しいかもしれませんが、

鍼灸治療を続けていくことで、それ以上悪化することはないでしょう。

薬の量も減りつつある患者さんもいますので、

少しずつ肝腎が良くなっていることは間違いありません。

ストレスフルな日常生活を送っている人は、とくにこの肝腎に負担がかかります。

肝腎は、沈黙の臓器といわれているように、

症状が悪化するまで、自覚症状がない場合が多いのです。

自覚症状が出てからでは手遅れなので、

健康診断で要注意と指摘されたら、鍼灸治療で改善していきましょう。

夏バテの正体

先日ある番組で、夏バテの正体は、

自律神経の疲れであるということが言われていました。

その原因の一つに、暑さによって無暗に汗をかくことが挙げられていました。

暑くなることで、体は体温を調整しようと汗をかくように脳から指令が出てきます。

体温調整中枢は視床下部にありますので、

まさに自律神経の中枢が働いているわけです。

その体温調整中枢が、夏の間はフルに働くわけですから

働き過ぎることによって脳が疲れ、

それによって体全体の疲労感を感じるようになるというわけなのです。

東洋医学では、汗を無暗にかくと気が消耗して気虚になるといわれています。

まさに自律神経を使いすぎることによる疲労は、気虚と同じ状態といえます。

せめて寝ているときはエアコンをかけっぱなしにして

汗をかないようにして寝ることで熟睡でき、

脳の疲労、体の疲労を解消することができるので

夏バテにならないということらしいのです。

エアコンを止めて、汗をかいて寝ることは

寝ているときに運動をしていることと同じことなので

疲労が解消でないばかりか、疲労がどんどん蓄積してしまうとのこと。

朝起きたときに怠いのは、そのせいだということなのです。

それと同じような理屈で、熱いふろに入って汗をかくのは疲れるだけなので、

ぬるいお風呂で汗をかかない程度で出るのが

一番理想的なお風呂の入り方のようです。

私はエアコンを全く付けずに寝ていますので、

汗だくの状態で朝起きることになり、確かに起きたときにだるさはありますが

部屋を移動するときの温度差によるストレスの方が大きいと思うので

夏は仕事以外では、35度を超えるような猛暑日にならない限り、

エアコンをつけることはありません。

無暗に汗をかかないように、適度に活動を調整しつつ、

うちわなどの適度な風を送り、気化熱によって体をクールダウンさせる程度が、

体に優しい方法だと思います。

汗のかき過ぎで自律神経が疲れることが夏バテの正体だとしても

汗をかかないことによる弊害もあることを忘れてはいけません。

まだ、暑い日が続きますので、自分に合った方法で

この暑い夏を乗り切っていきましょう。

パーフェクト

”3個とも胚盤胞で凍結できました!!”

と嬉しそうに話す患者さん。

前回は、分割が途中で止まってしまい凍結できませんでしたが

今回は3個採卵して3個とも胚盤胞で凍結できたようです。

まさに、パーフェクト!!

一般的には、複数採卵すると、概ねその半分が胚盤胞にまで分割すれば

良しとされています。

胚盤胞手前の桑実胚で止まってしまうことが多いので、

凍結できず苦い思いをする人も大勢ます。

それだけ胚盤胞になるは、卵にとって大事業ともいえます。

鍼を始めてまだ数回の患者さんですが

劇的に鍼が効いたのでしょう。

通常、鍼を始めて良い卵が採れるまでは3か月から6か月かかります。

原始卵胞から排卵されるまでそれくらいかかるからなのですが、

今回のように鍼治療を始めてすぐに結果が出る場合もあります。

それは、卵胞内で静かに成長している卵子をしっかりと成熟卵にするためには、

やはり、卵巣周辺の血流を良い状態にしておくことが大切。

卵胞刺激ホルモンがしっかりと卵巣に届くように

そして黄体刺激ホルモンがしっかり卵胞の膜を刺激することによって

成熟卵へと成長していくのです。

エコーの映像だけでは、卵の状態は分かりません。

採ってみて初めて分かる卵の状態を、

少しでも良い状態にするためには、鍼灸治療による血流改善が

必要不可欠なのです。

3個の胚盤胞が凍結できた患者さんは

精神的にも余裕が出てきました。

いよいよ次周期より移植が始まります。

星状神経節ブロック

当院では、昨年からスーパーライザーを導入しています。

不妊治療で卵巣機能を改善するにも使用しています。

卵質が劇的に改善するという報告も

不妊鍼灸ネットワークの研修会では報告されています。

不妊治療以外にも自律神経失調症やうつ病の治療にも使用しています。

スーパーライザーは、星状神経節に照射することによって

星状神経節の亢進している状態をブロックすることができます。

この効果が最も有名で、疼痛治療や自律神経疾患の症状治療に

効果を発揮しています。

もちろん、光の刺激ですので、経穴に照射しても

経穴を効果的に刺激することができます。

鍼灸治療が苦手な人でも、鍼灸治療と同じような効果を得ることができます。

当院でもスーパーライザー照射のみの治療をされている方もいます。

ストレスフルな現代社会を生きていると

どうしても交感神経が優位になりがちです。

その優位になった交感神経が、しっかり副交感神経優位な状態へと

変化していけば、体がリラックスして体の疲れを癒すことができるのですが

それができず、常に交感神経が亢進している状態が続いてしまうと

不眠やうつ病、胃腸障害、循環器障害など全身症状を引き起こすことになります。

この星状神経節をブロックすることで、交感神経の亢進状態を

抑制することができますので、ストレスフルな日常生活を送っている人は

スーパーライザーで星状神経節をブロックすることをお勧めします。

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