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痛いの??

初めて鍼を受けられる方から必ずと言っていいほど聞かれる質問に

”鍼って痛いですか?”

というのがあります。

普通に考えると、鋭利な鍼が皮膚に刺さるわけですから

痛いと思うのは当たり前ですね。

皮膚表面の感覚器は下記の通りで、自由神経終末に痛みを感じる痛覚があります。

Hifukankaku

一番浅い表皮の部分に感覚器がありますが、

痛みの感覚は、生命に危機を及ぼす感覚だけに

皮膚の一番浅いところにあるわけです。

どれくらいの密度であるかというと、場所によって多少異なりますが

概ね1センチ四方に100個程度あります。

つまり、1ミリ間隔で痛覚があるわけです。

それだけ、痛みに対しては敏感でいなければ、

下手をすると命を落とすことになりかねません。

そういう密度で、しかも敏感な感覚器ですから、そこに鍼を刺せば

当然痛みを感じやすくなります。

なので、”鍼を刺すと痛い”という答えになります。

ただ、痛みの感覚以外にも様々な感覚器がありますので、

例えば圧覚であったり、触覚であったり、他の感覚器を刺激されると

この痛みの感覚が感じなくなることがあります。

そこで痛みをできるだけ感じなくさせるために、鍼を刺す部分に

押手という指先で皮膚を押す手技を加えます。

そうすることによって、痛覚の感覚を邪魔するのです。

それから、日本の鍼で最も特徴的な鍼管という鍼の入っている筒が

その役目も果たします。筒を皮膚に押し付けることで、周囲の触圧覚を刺激して

痛みの感覚を緩和します。

また、筒から少し出ている鍼の柄をトントンと叩くことによって鍼を刺すわけですが

丁度表皮の厚さ(2~3㎜)分だけ柄が出ていますので、

そこを叩くことによって一気に鍼先が表皮を通過して、痛覚を刺激しにくい状態で

鍼を刺すことができます。

これらの手技によって、実際は鍼を刺してもほとんど痛みを感じることはありません。

”ほとんど”という表現を使ったのは、先ほど言ったように

痛覚は1㎜感覚で存在していますので、まれにダイレクトに当たってしまう場合もあり

また、ピンポインで毛穴に入ってしまう場合もあり、

どんなに押手を作っても、どんなに素早く鍼の柄を叩いても

痛みを抑えることができない場合もあります。

そういう時は、残念ながら痛みを強く感じることがあります。

ただ、このような痛みは”まれ”ですので、感じたとしてもチクとするような

著しい痛みではなく、軽く痛みを感じる程度です。

初めての場合は、どうしても緊張しますので、ちょっとした軽い痛みでも

強く感じてしまうこともあります。また、刺激に敏感なタイプの人は

やはりそうでない人よりも痛みを感じやすいので、鍼を痛く感じるかもしれません。

いずれにしても、鍼の痛みは他の痛み、例えば縫い針を刺したときの痛みや

画びょうを刺したときの痛み、足を角にぶつけたときの痛みとは質が異なりますので、

しばらくすると副交感神経が優位になり、リラックスするように体は反応していきます。

鍼の刺激は多少の痛みを感じたとしても、体は確実にリラックスしていきますので

興味のある方は是非受けてみてください。

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