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2013年7月

相性

不妊治療をする場合、治療技術以上に

ドクターとの相性が、治療効果に大きな影響を与えることがあります。

特に、じっくり話を聞いてい欲しいタイプの患者さんの場合

流れ作業的な治療をするクリニックでは

強いストレスを抱えてしまい、

多くの場合、途中で治療を断念してしまいます。

”クリニックのスタッフと気が合わない・・・”

と、転院を考えている患者さんは、

深刻そうにそう話します。

ドクターは親身になって話を聞いてくれるようなので

治療に関しては問題はないようですが、

クリニックにいるドクター以外のスタッフと

どうも上手くいっていないようです。

体外受精を行うクリニックの場合、

培養士などのスタッフも大勢いますが、

そのスタッフに対して、どうも相性が良くないようです。

そのほとんどが自由診療である体外受精の場合

しっかりとしたコミュニケーションは、通常の治療以上に大切なこと。

肉体的にも精神的にも負担の大きい治療ですので

ちょっとしたコミュニケーションの行き違いが

大きな不信感になってしまいます。

相性が悪いから仕方ないでは、

医療に携わる人間として、片手落ちです。

不安な気持ちで治療を受けている患者さんに対して

少なくとも、それが増大するような対応は

絶対にしてはいけません。

 

性格?

卵の質も問題ないし、内膜もしっかり厚くなっているのに

なかなか着床しないという患者さんは、

ドクターに

”これだけやって結果が出ないのは、

あとはあなたの性格の問題・・・”

と言われてしまったようです。

精神的な負担の多い不妊治療で、

そのストレスから、ネガティブな気持ちになってしまうのは

致し方ありませんが、

だからといって、それを持って、

そのネガティブな気持ちのせいだ!

と言い切ってしまうのは、あまりにも医療人として

患者さんに対する配慮が足りないのでは?

と思ってしまいます。

そういわれてしまった患者さんは、

かなりショックを受けてしまい、

これ以上治療をする気持ちにはなれないとのこと。

東洋医学では、精神的な部分が身体に大きな影響を

与えると考えますので、それを補完する意味で

身体に鍼灸や漢方などの刺激を与えて

身体を良い方向に導いていいきます。

西洋医学では、そのような補完する治療はないので

薬や機械を使って、無理やり身体を変えていくということをしますが、

それでも結果が出ない場合は、

もうどうすることもできないのでしょう。

自分の技術の限界を、ある意味八つ当たり的に

患者さんのせいにするのは、

医療人としてはもちろんのこと、人間としても傲慢すぎますね。

 

卵の形

不妊治療をしていると、必ずエコー検査をしますが、

エコー検査で確認するのは、卵巣の状態であったり、

卵胞の育ち具合であったり

あるいは、内膜の厚さだったりします。

同じ機械を使っても

ドクターによって、多少操作の仕方や

画像の見方が異なるようで、

いつものドクターは、卵胞の直径を一ケ所しか測定しないのに

別のドクターは、二ケ所測定して、

その間の数値を取ったとのことで

本当にこれでいいの??

と、不安になったという患者さん。

どうして、不安になったかというと、

以前、ドクターの卵胞の測定方法が下手で、

何度も治療が中途半端で結果が悪かったことがあり

それがトラウマになっているために

きちんと測定しているのかどうかが

気になるようです。

卵胞は、20mm前後になると、いつ排卵してもおかしくはありません。

なので、排卵近くの卵胞の大きさは、ある意味排卵の目安になります。

過去に嫌な思い出がある患者さんにとっては、

その大きさが重要なので、出来る限り正確に測定してほしいとのこと。

ただ、卵胞の形は、正確な円形ではないようですので、

多少楕円になっていることの方がほとんどのようです。

とはいえ、形がいびつと言われると、人情的には、卵の質が悪い???

とも思ってしまいます。

医学的には、関係がないと分かっていても

悩まし所ですね。

まだ早い?

二人目を出産後、体調がすっかり戻らない患者さんは、

度重なるストレスをきっかけに、自律神経が乱れてしまい、

パニック障害様の症状に見舞われ、

すっかり自分の健康に自信を失ってしまったようです。

女性は、妊娠、出産を経て、身体の状態が劇的に変化をしていきます。

妊娠前にあった、激しい月経痛も、出産後はすっかりなくなったり

また、順調だった月経周期が、出産後は乱れてしまったりと

女性の健康のバロメーターである月経に大きな変化が起こります。

患者さんも、出産後に月経が始まった辺りから

体調が優れなくなったようで、

何かほかに重大な病気が隠れているのでは・・・

と、内科から循環器、婦人科まであらゆる検査をしましたが

特に異常は見つからなかったようです。

まだ、更年期には早い歳ですので、

いわゆる更年期障害ではないでしょうけれども

身体が、大きく変化していく途中であることは

間違いないので、

そういう変化の途中に起こる様々症状が

一気に出てきてしまったのでしょう。

その変化を通して、次のステップに進む途中なので

しばらくは辛いでしょうけれども

それを受け入れてくださいね・・・

と、アドバイスしました。

 

別腹??

月経前症候群で悩んでいる患者さんは、

とても硬いお腹をしています。

排卵後から生理が始まるまでの間、

とても痛みが辛く、ひどい時は起きていることもできず

一日中寝たきり状態になる時もあるようです。

妊娠も希望しているので、この月経真家症候群を改善したい

と、鍼灸治療を始めました。

最初に来たときは、とてもお腹全体が張って

まさにガチガチの硬いお腹をしていました。

気滞とお血が一緒になった状態です。

これほど硬いお腹は、あまりお目にかかれません。

それほど硬いお腹をしていました。

とにかく、気血の循環を良くする治療を施し、

少しでもこの硬いお腹を柔らかくしないことには、

妊娠どころか、月経前の不快な症状は改善できません。

2回目の治療の時、お腹を触診してみると

なんてことでしょう!あのガチガチだったお腹が

ふわふわになっているではありませんか!

まさに、別腹です。

ここまで劇的に変化をする方は、珍しいのですが

あれだけ、風船のように張って硬かったお腹が

まるで空気が抜けたように、柔らかくなっています。

ここまで変化をすれば、月経前の辛い症状も

改善できそうです。

その先にある、妊娠もぐっと近づいていきました。

うつ??

子供を欲しがる夫が、

生理が来ると、自分以上に落ち込んでしまい、

うつっぽくなってしまうと嘆く患者さん。

1年前に流産して以来、その傾向は強くなっているようですが、

何とかしなければと、一念発起して

鍼灸治療を始めることにしました。

妊娠しないのは、女性が原因・・・

と言われていたのは、過去の話。

今では、男性も50%の原因があります。

妻が妊娠するためには、

男性もしっかり体作りをしなければならないのです。

肥沃な畑であっても

種がしっかりしていなければ

良い作物は実りません。

もともとうつ体質の日本人にとって、

現代社会のストレスは、

最強のうつの原因になります。

うつになれば、自律神経が乱れ

ホルモンバランスが崩れます。

そうなると、生殖機能が一気に低下・・・

そういう、スパイラルに陥らないためにも

鍼灸で、ストレスに強い体にしていきましょう。

因縁

”妊娠したことが、とても不思議なんですよ!”

と、二人目を目指して、鍼灸治療を再開した患者さんが

一人目を妊娠した時のことを

そう振り返って話します。

ひどい内膜症に悩まされていた患者さんは、

少しでも妊娠しやすい体に整えようと

漢方と鍼灸を始めました。

左側の卵巣は、癒着してしまっていたので

ほとんど機能していませんでした。

右卵巣は癒着がなかったようなので

右から排卵するときが、チャンスです。

3周期目に、妊娠していることが判明。

まさかこんなに早く妊娠するとは思ってはいなかったので

本人は、とても驚いていましたが、

それ以上に驚いたことは、

実は、右卵巣も、ひどく癒着をしていたことが分かり、

こんな状態で良く自然に妊娠したものだと

担当したドクターが、不思議がっていたようです。

妊娠が分かった日は、丁度、患者さんの誕生日だったようで、

何かの因縁があったのでしょうか、

その不思議な現象に、ただ驚くばかり。

因は、物事が生じる直接の力。

縁は、それを助ける間接の条件。

この二つの働きによって、物事が起こると仏教では説きます。

生命の誕生は、まさにこの因縁そのものの現象でしょう。

二人目を目指して、漢方と鍼灸を再会した患者さんは、

また、この因縁のあることを信じて

ひたすらに、体を整えていきます。

子煩

半年ほど鍼灸をして、無事妊娠した患者さんが、

7か月に入ったころ、緊急入院。

切迫早産と診断されたようで、

本人も家族もとても心配していたとのこと。

通勤時間が長く、妊娠初期から

それが一番不安だと感じていましたが、

大きなトラブルもなく、どうにか安定期に入った

矢先の出来事だったので、

私自身もとても心配していました。

東洋医学には、子煩という言葉があります。

妊婦が精神的に不安定な状態をいう言葉ですが、

妊娠という状態は、特別な気の状態になっていますので、

ちょっとしたことで、気のバランスを崩して、

精神的に不安定な状態になってしまいます。

この患者さんも、もともと精神的に不安定な体質でしたので

妊娠中のこの子煩という症状になりやすいタイプでした。

通勤の疲れと、ちょっとした体調の変化によって

途端に精神的に不安定な状態になり、

ある意味パニックになってしまったのだと思いますが、

ドクターの指示で、しばらく入院したようです。

妊娠は、今までの全く異なるホルモン状態ですし

気の状態も全く別の状態になっていますので、

普段だったら何でもないことも、それが引き金になって

一気にバランスを崩してしまいます。

そういう特別な状態であることをしっかり認識をして、

無理をせず、リラックスをして、マタニティーライフを

過ごしましょう。

 

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