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2012年4月

受精卵

”卵の質が良くない!”

と、ドクターに指摘され、ショックだったという患者さん。

自分自身が否定されたようで、落ち込んでしまったようです。

着床はしてけれども、胎芽が見えず

稽留流産になってしまいました。

着床するだけのエネルギーはあったので、

決して質は悪くなかったはずです。

ただ、遺伝的なトラブルで、

成長しきれなかったのでしょう。

卵というと、どうしてもイコール卵子のイメージがありますが

受精卵の半分の遺伝子は、精子ものもです。

なので、遺伝的には卵と精子の半分ずつの影響を受けるはず。

最近になって、男性不妊が増えているというデーターもありますので

やはり、不妊というのは、明確に原因がない限り、

女性と男性の双方に原因であると

考えた方が良いでしょう。

治療の主体が、女性になってしまうのは仕方がないので、

どうしてもドクターの説明も女性主体になりがちですが

そのことによって、多くの女性が傷ついているのも事実。

それでなくても、様々なプレッシャーにさらされていることを

考慮して、説明する表現には気を付けてほしいものです。

 

すっきり!

"頭がすっきりしました!"

と、鍼灸を初めて受けた患者さんは、

さっそく効果を実感しているようです。

とかく、鍼灸は、長期間治療をしていかないと

効果を実感できないと言われていますが、

体の変化は、すぐに感じることができます。

そういう変化の積み重ねが

妊娠しやすい体へと変えていきます。

女性の場合は、月経がありますので

体の変化を常に意識しています。

鍼灸を受けた周期の月経は

確実に変化をしています。

それを感じることのできない人もいますが、

良く観察をすると、そういえばいつもの症状がない

ということに気づきます。

気血の変化は微細で、感じることが難しいですが

耳を澄ませて変化を感じようとすると

その変化を知ることができます。

体調が悪くなる時も同じで、

その変化をいかに感じるかによって

必要以上に悪化させないことができます。

常に体の声に耳を傾け

気血の変化を敏感に感じることが

妊孕力を付ける秘訣になるでしょう。

”不安でいっぱいです!”

生理が遅れて、検査薬を使ったところ妊娠反応が出た患者さんは

嬉しさとともに不安感が増大してきたようです。

3回立て続けに流産した後、

不育の検査でも特に原因が分からず、

流産体質を改善したいと鍼灸を始めました。

ほどなくして、妊娠が判明。

まだ、怖くて病院には行けないでいるようですが

連休明けまでには、しっかり確認しておきたいとのこと。

妊娠が分かってからの1か月が、心身ともに不安定な時期。

心拍が確認できても、9、10週になって止まってしまうということは

しばしば起こります。

8~9週あたりに、目には見えない大きな壁があるようです。

医学的にも良くわかってはいませんが、

遺伝的に何か越えられない壁があるのでしょう。

新緑の5月、一年で一番過ごしやすい時ですが、

妊娠した患者さんにとっては、一番不安な時期となりそうです。

自然から気をたくさんもらって、

無事、この壁を乗り越えることができるでしょう。

卒業

不妊治療で、授かった人は、クリニックによって異なりますが

概ね9週~10週で産科へ転院します。

いわゆる”卒業”です。

この卒業証書を手にすると

ほぼ流産の可能性が低くなりますので

一安心といったところでしょう。

それまでは、胎嚢が見えるだろうか

心拍が見えるだろうか

と不安が一杯の日々を過ごします。

鍼灸治療も基本的には、クリニックの卒業とともに

一旦お休みになります。

もちろん、妊娠中の様々な体調不良がある場合は

引き続き、鍼灸治療をする場合もあります。

概ね10週くらいで、流産を防止するという意味での鍼灸治療は

卒業ということになります。

無事、ここまでたどり着くことができたら

あとは赤ちゃんが順調に成長するように

安定期ころから安産のお灸を始めます。

今月も卒業する人が数名いますが、

待ちに待ったマタニティライフを

存分に楽しんでいただきたいと思います。

三陰交

”三陰交に灸しても大丈夫ですか?”

と、妊娠したばかりの患者さんが不安気に尋ねます。

ネットには多くの”ツボ”に関する情報が流れていますが、

妊娠初期の禁忌のツボに関しても

様々な情報があります。

三陰交は特に多いようで、

ここにお灸をすると流産するという

素人の書き込みであったり、

鍼灸師の書き込みであったりと

ソースは様々。

私が持っている鍼灸経穴辞典にも

”妊娠中は鍼をしてはいけない”

と書いてあります。

ただ、灸はしてはいけないとは書いてありませんので

お灸でしたら全く問題はありません。

三陰交は、婦人科系の症状には特に良く効きますので

妊娠初期でも、お灸をすることをお勧めします。

別腹

”どうして分かるんですか!!”

と、患者さん。

判定前に私が

”良い腹をしているから大丈夫!”

と話していたことを思い出し、

妊娠していることを、お腹を触っただけで

分かってしまうことが、

とても不思議だったようです。

多くの妊娠した方のお腹を触診していると

ある独特なお腹の状態がある

ということを知ることができます。

独特なお腹状態・・・

表面のふわっとした柔らかさが

お腹全体に現れます。

それは、明らかに排卵頃とは違う

いわゆる”別腹”です。

妊娠が、体にとって特別な状態であることを

考えれば、全く違ったお腹の状態を現すのは

当然かもしれません。

別腹になった患者さんは、

不安と期待が一杯のようです。

 

命の袋

”胎嚢が見えました!”

と嬉しそうに写真を見せながら報告をする患者さん。

いつもこの写真を見せていただくと感動をします。

受精卵が着床をして、体を作る最初の準備が

胎嚢を作ること。

この胎嚢が、しっかり子宮にできていることが、

新しい生命が生まれる絶対条件です。

検査薬で妊娠反応が出た後、

まずはこの胎嚢を確認することがとても大切。

場合によっては、卵管などの子宮以外のところに

着床していることもあるので、

そういう場合は、妊娠を継続することができません。

袋が確認できてから1週間程度で、

心臓の拍動を確認することができますので、

そのダイナミックな生命の活動に

ただただ驚嘆するばかり。

まだ、始まったばかりの命ですから

これから様々な出来事に遭遇します。

時には、困難なこともあるでしょうけれども

お母さんと一緒にその苦難を乗り越えて

無事、この世に生れ出てくることを

願っています。

つながり

”妊娠しました!”

と、受話器の向こうで、嬉しそうな患者さんの声が響きます。

一時は、薬にも反応しなくなってしまった卵巣が

鍼をして、反応するようになりました。

そして、2回目の人工授精で見事妊娠。

ただ、妊娠が判明してすぐに

残念な出来事がありました。

このうれしい報告を聞いて、

闘病生活をしていた父親が、

2日後に天国に旅立ってしまったのです。

自分の娘が新しい命を身ごもったことを

待ち望んでいたのでしょう。

自分の命がちゃんと引き継がれたことを知って

ほっとしたのでしょうか。

何度か危ない時期があったようですが、

このタイミングで旅立ったのは

おそらく、命がつながったことを

知ったからなのだと思います。

そう思った時、自分に命を与えてくれた先祖に

感謝をせずにはいられません。

亡き父親の冥福を祈るとともに

これから生まれてくる新しい命が

幸せになることをお祈りします。

ぐるぐる

”久々に、頭がぐるぐる回りました!!”

と、先日、日本中に暴風雨をもたらした爆弾低気圧の

通過に伴って、激しいめまいに襲われた患者さんは

寝たきり状態になってしまったようです。

気圧の変化に敏感な体質の人は

気が弱っている人が多くいます。

いわゆる気虚といわれる状態ですが

もともと腎気が弱かったり

脾胃が弱く、自分で気を作ることができなかったり

また、肺が弱く、天の気を取り入れることが

上手くできなかったりと、

気虚になる原因は様々です。

もちろん、気が充実している人でも

無理をして気を消耗してしまったり

病気に罹ってしまい、気を消耗してしまったりすると

たちまち気虚になってしまいます。

気の弱い状態、足りない状態は

気圧の変化だけでなく、

気温の変化、季節の変化

上下左右の位置の変化などの

環境の変化にとても敏感で

その変化が、体に過大なストレスとなって襲ってきます。

めまいなどは、気が弱っているという

典型的なサインですので、

そういう症状を持っている人は

自分がどういう時が弱いかを

見極めて、対策を立てることが必要でしょう。

性欲

最近性欲がない・・・・

というのは、男性に多い悩みの一つですが、

女性でも悩んでいる人は多いのです。

特に、妊娠を希望している人にとっては深刻。

性欲は、腎気の充実度のバロメーターで、

歳とともに腎気が衰えると、性欲も衰えます。

なので、夫婦生活の回数が減ってしまうのは、

ある意味自然なことなのですが、

子供を希望している夫婦にとっては

それでは困ります。

男性のEDや射精障害などの原因は、

腎気の衰えが基本的な原因で、

その他、ストレスで、肝気鬱結になると、

やはりEDの原因になります。

女性の場合は、男性と違って

性欲のありなしに関わらず、夫婦生活が成り立ってしまうので

男性の場合と違った意味で深刻です。

子供は欲しいけれども、夫婦生活はしたくない・・・

といった、自己矛盾に陥ってしまい、

精神衛生的にも悪影響を与えてしまいます。

現代では、人工授精や体外受精など

夫婦生活によらない方法で

妊娠することができるので、

そういう人にとってはありがたい技術なのですが、

それでは、本来の目的から逸脱してしまうので

夫婦生活が嫌だからという理由で、

治療を受けることは、難しいでしょう。

いずれにしても、性欲がないということは

腎気が衰えている証拠なので、

妊娠を希望している人は、

早めの体質改善が必要でしょう。

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