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2011年9月

歳の差

不妊治療のクリニックに通院している人は

さまざまな年齢の方がいます。

当院にいらしている患者さんは、30台後半以上の方が多いのですが、

基本的体質は共通しているものがあり、

どの方も、多かれ少なかれ腎虚がベースになっています。

腎は生殖機能と深いかかわりがある臓器で、

この腎気は、年齢とともに衰えていく気なので、

この気を補うことが鍼灸治療のベースとなります。

不妊治療の場合は、そういうベースになる治療は

おそらくないでしょう。

個々個人の症状によって、薬の使い方も違うでしょうし

タイミング療法にするのかAIHにするのか

あるいはIVFにするのか、選択が異なってくるでしょう。

ただ、同じIVFの治療でも、年齢によって、

選択する治療が異なってくることがあるようです。

40代の患者さんは、クリニックで、

”あなたは20代の人とは違う!”的なことを言われ

かなりショックだったようです。

確かに、そうだけれども、もっと言い方があるんじゃない?

と、何気ないドクターの言葉に傷ついている人は

少ないくないでしょう。

激変!?

鍼をして最初の生理の時に

経量が増えたり、血塊がたくさん出たり

逆に、経量が減ったり・・・と

経血に劇的な変化に驚く人が多くいます。

いずれも、鍼の刺激による血液循環の改善と

気血が充実しているという証です。

経量が増えるのは、内膜が充実している証し。

血塊が増えるのは、子宮をきれいにしようとする

子宮本来の機能が戻ってきている証し。

逆に経量が減った場合は、もともと経量が多かった人に

起きることが多いのですが、気が充実することによって

むやみに出血しないようにコントロールすることができた証し。

血塊が多かった人が減るのは、血液循環が良くなった証し。

いずれにしても、本来体が持っている機能が

しっかり働こうとしている証しですので、

びっくりせず、体が動いていると、考えてください。

森へ行こう!

移植の終わった患者さんからよく

”移植後はどのように過ごした良いでしょうか?”

という質問を受けることが多いのですが、

最近では、クリニックから日常生活を普通に過ごして

大丈夫ですよ、と言われるようで、

以前は、あれしちゃダメ、これしちゃダメと

かなり禁止事項が多かったようです。

普通に過ごしていていい、といわれても

折角移植したのだから、少しでも着床にプラスになるような

過ごし方をしたいというのが人情。

私が、よく患者さんにアドバイスるのが

木の沢山あるところに行きましょう!

ということ。

木には、良い気が流れていますので、

そばにいるだけで、その良い気を受けることができます。

よく言うマイナスイオン効果です。

木の沢山ある、例えば公園、雑木林、山もいいでしょう。

そういうところに行くだけで、体がリフレッシュして

気の流れが良くなり、自律神経が安定していきます。

着床には、まずリラックスすることが一番大切。

それには、気と触れ合うのが一番です。

休みの日は、是非、森へ行きましょう!

どうすべきか・・・

一度自然妊娠をして、

心拍を確認したにもかかわらず

流産になってしまった患者さんは、

特に大きな原因はありません。

それ以降、妊娠の気配がないので

専門のクリニックに行ったところ

いきなり体外受精を勧められ

考える間もなく、治療に入りました。

結局、5回体外受精をしましたが

結果は全て陰性。

精神的にも体力的にも、かなり辛かったので

しばらく休みたいと治療を中断。

自然妊娠したのに、体外受精で結果が出ないなんて・・・

体をもう一度しっかり整えようと、鍼灸を始めました。

月経の周期も状態も安定してきたころ

このまま自然妊娠するのを待つか

体外受精を再開するか

悩んでいるようです。

体外受精は、辛い治療だったけに

できればしたくはありません。

でも、年齢的にギリギリのところに来ているので

気持ち的には体外受精の方が早く結果が出るかも・・・

と、迷います。

いずれの道に進むにしても

気持ちが前向きになっていなければ、

結果はついてきませんので、

迷っているときは、動かない方が良いでしょう。

どの道に進むにしても、体をケアしておくことは大切なので

しばらくは、妊孕力を付けることに専念しましょう。

いつまで続く?

器質的に妊娠することが難しい人にとっては。

ARTは、自分たちの夢を叶えてくれる

唯一の治療法ですが、

その治療は、必ずしも容易ではないことがほとんど。

薬による副作用、通院することのストレス、

目に見えないプレッシャーとの戦い・・・

心身ともに疲弊していきます。

いつ終わるかわからない治療を続けていくことの

精神的、肉体的あるいは経済的な負担に

どこまで耐えることができるか・・・・

大きな犠牲を払って、ゴールすることができれば

それまでの苦労は報われ、一層喜びも大きいのですが、

それがいつなのか、誰も答えを出してはくれません。

あらかじめ自分で終わりを決め、

ここまでにできなければ、諦める!

と割り切ることができる人は、少ないでしょう。

いつまで続くのか、いつまで続けるのか

迷いながら治療をしている人がほとんどだと思います。

少しでもゴールが近づくようにと

鍼灸治療や漢方などを始める人も多くいます。

大抵の患者さんは、背中がバリバリにこっています。

ここに来るまで、どれだけ苦しい思いをしてきたかが

わかります。

いつまで続くかという問いに、

少しでも早く答えを見つけられることができるように

お手伝いできればと思います。

体の声

体の声を聞く・・・

現代人には、ほとんど聞こえなくなってしまった体の声。

というより、聞こえているのだけれども

聞こえないふりをしているのかもしれません。

休んで!!と叫んでも

今日は大事な仕事があるから休めない!!

何度叫んでも、その声は届きません。

ある日、体はとうとう叫ぶことを止めてしまいました。

そして、機能も止めてしまいました。

その時になって初めて、気づきます。

あの時休んでおけばよかったと・・・

頭の血管が切れてからでは遅いのです。

心臓が止まってからでは遅いのです。

そっと、体の声に耳を傾けてください。

体は、さまざまなことを訴えているでしょう。

プレッシャー

周囲の友達や同僚が、どんどん妊娠していくのを見て、

取り残されるようなさみしさと

早く妊娠しないと、というプレッシャーで

自律神経が乱れ

それと伴に、月経周期も乱れてしまいました。

鍼を始めてすぐに、妊娠検査薬で、プラスの反応が出ましたが、

病院に行く前に出血が始まり、月経が始まってしまいました。

単に、月経が遅れたのだと思い、検査薬を使わずにいたので

あとのときもっと早くに確認していれば、

違った結果に終わったもしれない

という後悔の念に駆られます。

とはいえ、前に進まない限り、

自分の夢を叶えることはできません。

気持ちを切り替えて、今周期良い卵が育つように

しっかりと体を整えていきます。

プレッシャーは、自分を追い詰める厄介者ですが、

そのプレッシャーがあるからこそ

体を整えていこうという、強い前向きな気持ちになります。

プレッシャーを原動力に変えて、

体の気血を回していきましょう!

これでいいのだ!!

”これでいいのだ!”

と、毎回、この決め台詞で落ちを付けて終わるマンガが

私が子供のころ流行りました。

あの能天気なキャラクターは

当時の時代の雰囲気を反映したいたのでしょう。

いろいろな意味で、おおらかな時代だったと思います。

平成の世になって、バブル崩壊とともに

陰鬱な雰囲気に変わってしまいましたが、

それと伴に、人の体も変わってきてしまったのでしょうか。

ストレス社会と言われて久しいですが、

おおらかな時代では考えられなかった

体の不調が多くなってきているような気がします。

一言でいうと、自律神経失調症。

器質的な異常はないけれども

機能的に異常をきたしている症状ですが、

その一つが、不妊症。

特に大きな原因がないのに、妊娠しない・・・

仕事もプライベートも何不自由なく過ごしてきたのに

特に健康診断で異常と言われてこともないのに

どうしてできないの???

と、治療をすればするほど、自分が追い込まれ

生活の全てがそのことに集中してしまい

八方ふさがりになってしまった患者さん。

どう心の整理を付けてよいか分からなくなってしまったとか。

”これでいいのだ!”

と、現状を全て肯定することができれば

前向きな気持ちが芽生えて、気持ちが楽になりますよ

と答えました。

その全て肯定するおおらかな精神が、

陰鬱な時代にあっても、自分の持っているあらゆる機能を

フルに活用することができる秘訣なのかもしれません。

老化!!

最近、AMHという値に一喜一憂してしまう患者さんが増えてきました。

AMHとは、抗ミューラー管ホルモンと呼ばれる

卵胞から分泌されるホルモンの一種です。

これで何が分かるかというと、卵巣機能の予備能力。

どれだけ成熟卵胞に育つ卵胞が残っているかを知ることができます。

生まれた時は、卵巣には400万の卵胞に育つ原子卵胞があります。

それが、成長するにつれて、数が減り、初潮を迎えるころには

400個ほどになります。

13歳位に初潮が来たとして、1年12か月毎月排卵したとすると、

概ね33年間排卵することになります。途中、出産をすると1年ほど

生理が起きませんので、その分期間が延びますが、

平均的に50歳前後で、原始卵胞がなくなることになります。

このAMHが、いわゆる”卵巣年齢”と言われる由縁は

歳とともに原始卵胞の数が減り、

それと伴にAMHの値も低くなるからで、

AMHの値を知ることで、どれだけ卵胞が残っているか

その値が、歳相応であるのか、ないのかを知ることができるのです。

AMHが40代と言われ、”卵巣が老化している”とドクターから告げられ

ショックを受けた患者さん。

通常、30代であれば、最低でも20以上あるはずなのですが

限りなく一桁に近い値だったとか。

ただ、AMHは、あくまで予備能力であって

卵子の質とは関係ありません。

ちなみに、逆のパターンで、AMHが高すぎるという人もいます。

PCOSの人は、AMHが高くなりがちで、

これはこれで、卵巣が腫れやすかったり、質の良い卵胞が育ちにくいなど

治療することが難しいようです。

ホルモン値を知ることは、自分の体の状態を知る指標として

参考にはなりますが、それを絶対視してしまうと

結果に踊らされる羽目になり、

却って、体にとっては毒になるかもしれません。

もったいない!

9個も採卵できたのに

2個しか凍結できなかった・・・

と嘆く患者さん。

意外と多く採卵できて、喜んでいた矢先

受精したものの、胚盤胞まで培養できたのは1個。

一つは、分割胚で凍結し、残りは胚盤胞で凍結の予定が

1個を除き、みな一歩手前の桑実胚で成長が止まってしまい、

全て破棄されてしまいました。

”もったいない!!”

と、患者さんは、せっかく採卵したのに・・・・

受精しなかったわけじゃないし、

分割しなかったわけじゃないのに、

破棄されてしまったことに、割り切れない様子です。

論文によっては、胚盤胞でも桑実胚でも

妊娠率に差はないという報告もあります。

ただ、クリニックの方針によって、

胚盤胞でなければ凍結しないところもあり、

そういうところは、問答無用で破棄してしまいます。

こればかりは、ドクターの考え方なので

何とも言えませんが、

人情的には、もったいない!!

という患者さんの気持ちに同情してしまいます。

いずれにせよ、凍結できた卵が

しっかり着床するように、移植の日に向けて

体を整えていくことが大切なので、

気持ちを切り替えて、前向きに過ごしていきましょう!

感動!

”手足が動いているのを見て感動しました!”

と、いわゆる高齢出産といわれる歳に

初めて妊娠した患者さんは、妊娠が分かってからも

不安な毎日を過ごしていました。

先日、産院に転院して最初の検診で

お腹の赤ちゃんが健気に手足を動かしているのを見て

とても感動したようです。

10週の赤ちゃんは、大体5センチくらいの大きさですが

ほぼ基本的な構造はしっかりと出来上がっています。

もう、薬などの影響で奇形になる可能性もなくなりました。

つわりも落ち着いてきたようです。

あとは、日々着々と大きく成長するのを待つだけです。

一般的には5か月くらいが安定期とされているので

それまでは、まだ不安な気持ちで、過ごすかもしれません。

10か月余りで1個の細胞が、60兆個の細胞に分割するのですから

そのエネルギーは、計り知れないものがあります。

誰もがその偉業に感動するとでしょう。

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